劇場版ドラゴンボールを一気見して思ったこと

『ドラゴンボール』と言う伝説

『ドラゴンボール』は言わずと知れた名作漫画です。

ドラゴンボールと呼ばれる、7つ全てを集めればどんな願いでも叶えてくれる龍を呼び出せる不思議な玉を巡る大冒険バトル漫画。

1984年に週刊少年ジャンプで連載を開始して以降、その独特な世界観やド派手なバトル描写で大人から子供にまで熱狂的な人気を博します。

その熱狂は1995年に連載を終了した後も止まることを知らず、あらゆる漫画やアニメでパロディに用いられたり、新作のアニメが制作されたりと、未だに多くの人たちに愛され続けている、まさに伝説の漫画となっております。

私とドラゴンボール

何を隠そう私もドラゴンボールのファンです。

週刊少年ジャンプでの連載は私が生まれる前に終了していたので、漫画ではなくアニメで履修したのですが、子供の頃は真剣に「気」の存在を信じ、日々かめはめ波を打つための練習をしたものです。

ちなみにアニメは「アニマックス」と言う、延々とアニメを放送し続けるケーブルテレビの神チャンネルがあり、そこで飽きるほど繰り返し見ていました。

しかし、そんな私、実はドラゴンボールの劇場版だけは見たことがなかったんです。

恐らく幼少期は1話30分のアニメばかり見ていたので、「映画」と言うジャンルに対して食わず嫌いを起こしていたのだと思います。

そんなこんなで気にはなりつつも避けてきた劇場版ドラゴンボールですが、つい数週間前、なんとAmazonのプライムビデオで全て見られるということを知りました!

「大人になって映画の魅力に気付いた今なら見れる!」そう思い、スキマ時間を使って最初からガーっと見始めました。

劇場版は全部で20作(2024/12/21時点)

劇場版ドラゴンボール作品(時系列順)
ドラゴンボール 神龍の伝説(1986年)
ドラゴンボール 魔神城のねむり姫(1987年)
ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険(1988年)
ドラゴンボールZ(1989年)
ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ(1990年)
ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空(1991年)
ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強(1991年)
ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち(1992年)
ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人(1992年)
ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦(1993年)
ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴(1993年)
ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない(1994年)
ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ(1994年)
ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ(1995年)
ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる(1995年)
ドラゴンボール 最強への道(1996年)
ドラゴンボールZ 神と神(2013年)
ドラゴンボールZ 復活の『F』(2015年)
ドラゴンボール超 ブロリー(2018年)
ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年)

いやもう、なんで今まで見なかったんだってくらい、どの作品も面白かった。

迫力のあるバトル、魅力的な敵キャラ。有名なブロリーやクウラをついに拝むことができました。

私個人的には1995年に上映された『復活のフュージョン!!悟空とベジータ』か、1992年の『激突!!100億パワーの戦士たち』が一押しです。

ジャネンバ VS ゴジータの死闘、メタルクウラの絶望感、目が離せませんでしたね・・・。

これぞ王道バトル漫画の代名詞

さて、劇場版ドラゴンボール、これらをガッと見て思ったのは、「The・王道」展開ばかりだったなと言うこと。

まず強大な敵がやってきて、地球がピンチになり、仲間もみんなやられて主人公も追い詰められる。しかし最後の力を振り絞り、仲間と力を合わせて、最後は勝利する。

ほぼ全ての作品がこの展開でした。まさに王道バトル漫画のテンプレ。

それが悪いと言いたいのではなく、むしろ「すげぇ!」と言いたい。

「この展開(構成)に沿えば勝手に面白くなるから、あとは魅力的なキャラクターと演出が腕の見せ所だよ」と見せつけられた感じがします。

実際にどのタイトルも期待以上に楽しめたし、作品のクオリティは十分に担保されていました。

何よりも20作品ぶっ通しで見て飽きなかったと言うところを考えると、改めてこの『ドラゴンボール』という作品の魅力に気付かされます。

自分もそうですが、作品を書く時、変に気を衒おうとして無理に型を破ろうとするとイマイチ面白みや展開の物足りなさが際立つことがあります。

型を破るためには、まずは型を知るところから。忘れないようにしたいですね。

最後に

ドラゴンボールの新作アニメ、『ドラゴンボールDAIMA』が2024年10月から始まりましたね。

私も劇場版を全て見終えて、ようやく手を出し始めました。

たまにギャグがあざとかったり、悟空たちが子供になったことで声優陣が変わって耳が慣れなかったりと思うところはありますが、やっぱりなんだかんだ面白いですね。

前作の『ドラゴンボール超』も最初は軽い気持ちで見てて、途中から異常なくらい面白くてどハマりした(当時21歳の私はドラゴンボール超を見るためだけに日曜日早起きしてました)ので、DAIMAもこれからの展開に期待大です。

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